program とその略語の話

EPROM や flash へのデータ書き込みは高電圧や専用コマンドを伴うので英語では program と記載され、 レジスタや RAM への単純な書き込みは write と区別されていますが、日本語では区別する言葉がないような気がします。

俗語としては EPROM への書き込みは高電圧が必要なので「焼く」という言葉が用いられますし、 CD-R, DVD-R 等のディスクへの書き込みではレーザーによって穴が空くのでこれも「焼く」という言葉が使われます。英語でも burn を使うようです。

ファミコンカセットの場合、 program ROM があるわけで、program ROM を 書き込む場合は program ROM を program するという事になり、2つの言葉が泳ぐことになります。さらに program ROM を使うメモリ領域は CPU と呼ばれ、対になる charcter ROM を使うメモリ領域は PPU は呼ばれます。P と C の言葉がごちゃまぜになり、2通りの program がでてくるというのは混乱の原因になりますね。

そうなると flash への programming も burnning と書いた方がいいのかなとときどき考えます。ただ、データシートにそういう記述は当然ないし、高電圧は使わないし、書き直しも比較的にできるので、「焼く」はちょっとなぁと思うわけです。