up1.0 基板の評価が終わりました


専用基板として2回目の基板は2週間前に発注,先週から部品実装と動作確認をしていました. 評価内容は非常に良く、VSync の改善が出来ました.
この基板デザインと小規模なミスの修正を加えた物を量産いたします. このための準備に注力いたします.

VSync の改善

Si5351 を利用することにより 720p 側の pixel clock を標準の値から少しだけ遅くすることによって PCE とほぼおなじ VSync で動かすことに成功しました.
いままでは VSync 周波数は 60.00Hz にしていましたので約6秒ごとのカクつきがありましたがその頻度は大幅に減らすことに成功しました.

やってみてわかったことは 720p と PCE の2つの VSync は非常に高い精度で合わせる必要があることです. UperGrafx 側の clock 回路の精度が計測器から見て高くても(実際には低いかも)、PCE 内部の公差を含めてほぼ同じにする必要があります. 2つの clock 回路の精度が高い低いにかかわらず同じになっていないと VSync のずれは徐々にかわるようです.

これはおそらく気温などでかわるレベルの話だと思いますから、ユーザー側で微調整出来るような仕組みを作ろうかと思います. ソースコードやパラメータの変更で調整出来ますので回路の変更は行ないません.