wxWidgets を使って anago を GUI 化してみた


2日の時間を使って、わりと少ない作業量で GUI 化できた。この絵だけみてるとかなりマシに見えるんだが、問題点は結構ある。

  • filename picker でのタブのフォーカスが text <-> button を行き来するのでマウスをクリックしないと操作できない。
  • filename picker での Alt + access key が無視されるのでマウスをクリックしないと操作できない。
  • 再描画タイミングを作らないと通信中は固まってるように見える
  • CPU, PPU の横に出る数値がなぜかでないときがある。
  • 等幅フォントを設定する場所がよくわからん。
  • USB の通信を中断させる方法がない。
  • ファイルサイズがでかくなってる。デバッグ付のサイズはコンソールアプリの10倍。

とりあえず flash mode が動くまではやってみる。ただし、私が unagi を開発しはじめた理由が「GUI がしょぼすぎてマウスをクリックするのがかったるくて、対応カセットハードが少なすぎ」という反面教師から来ている。よって、その基準で評価すると今の anago wx は反面教師対象になってしまう(笑) なので配布はしないと思う。

続いて anago が依然持っている問題。

  • dump mode の progress の更新頻度が少ない, この件は対処途中なのでたぶんなんとかなる。
  • Squirrel が古いバージョンじゃないと動かない。
  • dump と flash で別れてるスクリプトを統合させる仕様策定。
  • battery backup RAM mode ができてない
  • unagi/anago の共存のために残っているしょぼいコードのリファクタリングができてない
  • unagi/anago に飽きた