開発近況

frame buffer の空き時間を作る

Video 機能の作り直しですが、大枠はできましてある程度シミュレーションが通っております. 一番の目的である frame buffer の占有時間を凝縮させて空いた時間は MCU に使わせる目的は達成できそうです.

frame buffer の video 側の占有率は 720p での 1frame あたりで下記となっております.

dotclock = master clock / div
div 占有率
2   47%
3   32%
4   27%

この値はシミュレーション上での結果で細かい条件は占有率が多めになるものを選んでおります. div = 2 の条件は使うソフトが限られているので切り替えをいれると MCU に割り当てられる時間は 1frame あたり大体 6 割強だと思って良さそうです.

今回の作り直しによって、現状の製品版では潜伏していたバグが見つかり、それらはきれいに対処できました.

両端に好きな画像を入れる

これも作ってある程度動いてるのですが、専用データを作る価値がなさそうではと思っております.
内部RAMの使用率を下げるために作成したら構造が異様に複雑になってデバッグにも苦労しましたし、そもそもこれは本当に必要な機能でもないです. 無駄に1週間ぐらい時間を浪費してしまいました...

上記の占有時間の計算はこの機能を停めての値ですからこの機能を有効にしたら占有率は上がります.

当面の予定

大枠ができましたので細かいシミュレーションでちゃんと絵を出せれば、実機で映像機能の確認となります.
去年と違いまして試行錯誤はないし、テストに使える計測データも多いのでじっくりテスト環境を作って進めて参ります.

映像機能の実装が終わってから、 MCU に frame buffer を割り当てるための設計とデバッグがあって、ソフトの構造を組み直して、そこから CD driver の開発再開となりまして... 先は長そうです...