hackrom 失敗作

ファミコン向けの RPG の hackrom で自分がやることはだいたい移動スピードを早くすることとエンカウントを減らすこと。

先月ぐらいにキングオブキングスのカーソルの移動速度が遅いことが時間の無駄と感じてちょっとやってみたんだが、プログラムがうんこでどこを直せばいいのかわからなくなってあきらめた。

このゲームの場合カーソルの中が空の場合は移動速度がそこそこ速いくせに、ユニットを選択した場合の移動速度がその半分。プレイヤー側はまだいいんだが、コンピュータ側が大量にユニット生産するもんだから待ち時間が異様に遅くてかったるい。

カーソルの移動速度が複数ある場合は経験則として簡単に直る場合が多い。調べると空欄を含むユニット別にカーソルの移動速度が ,y ,x の index で選べるようにデータができていた。ここまではいいんだが、kok の場合はカーソルが隅に行った場合は tile がスクロールせずに書き直す。それは横スクロール機能を持たない MSX のゲームソフトのようだ。

再描写する場合に移動方向4通りにわかれていたり、戦闘中の sprite の移動量がまとめられているようで、全くうまくいかずにあきらめた。つまりプログラマ自体が実装をよくわからずにコピペしまくった形跡があって kok のプログラムの質は異様に悪い。画面再描写もスクロールが理解できなかった結果だと想像できてしまう。

とはいえゲームソフトで一番重要なことはおもしろいことで、バグがあっても処理が遅くてもおもしろかったら許されてしまう。ゲームバランスや音楽で補正されてしまうので、質が悪くても客からはプログラマの仕事が評価される。

シルヴァ・サーガのようにプログラムの質が高くてもゲームシステムと音楽がうんこだったらゲームとして成立せず、客からはプログラマの仕事も評価されない。

難しい。